2016年2月14日日曜日

エイトヨガでお伝えするアシュタンガヨガについて

現在エイトヨガではアシュタンガヨガを中心にクラスを開催しています。


アシュタンガヨガはとてもシンプルで、どんなに身体が固くても、運動神経が鈍くても、誰でもその恩恵を受けることができるのが特徴です。



アシュタンガヨガには3つの重要な要素があります。

  1. ポーズ・・・という身体に働きかける要素
  2. 呼吸・・・という体内エネルギーや心に働きかける要素
  3. 視点・・・という集中力に働きかける要素
これらをバランスよく行うことで、心身の健康が自然と促されていきます。



この3つの要素は、時と場合により調整することが可能です。

  • ケガをしているときは、1のポーズの比重を軽くして、2の呼吸と3の視点をしっかりと行うことができます。
  • 呼吸が浅い時は、1のポーズで縮こまった身体をゆるめることで、2の呼吸が楽になることでしょう。
  • 悩み事などで気が散る時は、あえて意識的に3の視点にフォーカスすることで集中力が高まり、悩み事に対処しうる心身の強さが生まれるかもしれません。
このように、どなたでも、どんなときでも、始めることができて、続けることができる・・・それがアシュタンガヨガの素晴らしさだと思っています。





ところが残念なことに、本や雑誌、YouTubeやインスタなどに露出する「アシュタンガヨガ」のイメージは、アクロバティックなポーズや、ダイナミックな動きといった、身体能力の高さを誇示する物が多く、私たち一般人にとっては「一部のスゴイ人達がやるハードルの高いヨガ」という先入観が刷り込まれてしまっています。

エイトヨガでお伝えしているアシュタンガヨガは、これら3つの要素をバランスよく行いますので、難しいポーズができる身体能力は必要ではありません。むしろ、ポーズのカタチや深さよりも、まずは呼吸、そして視点に重きをおいています。深い呼吸なくして、身体は自由に動きませんし、心がさまよったままでは、どんなポーズもその効用が半減してしまいます。

ポーズよりも、まず呼吸、そして視点・・・ この本質の部分がブレない限り、アシュタンガヨガの練習は、決してケガや不調の原因とはならず、私達の人生をより豊かにする手助けとなると思います。



さて、そんなアシュタンガヨガの練習をするにあたって、まず覚えていただきたいのが「決められたビンヤサ」です。

アシュタンガヨガは、武術の型のように、すべての動きと呼吸が決められています。たとえばトリコナーサナAは 下記のように5ビンヤサあります。そしてそれぞれのビンヤサでは呼吸と視点が決められています。

  • 0 サマスティティヒの姿勢から
  • 1 吸って 右足を開いて両手を左右に=大の字の状態
  • 2 吐いて トリコナーサナ右側のポーズ x5呼吸
  • 3 吸って 起き上がって大の字の状態に戻る
  • 4 吐いて トリコナーサナ左側のポーズ x5呼吸
  • 5 吸って 起き上がって大の字の状態に戻る
  • 0 吐いて サマスティティヒの姿勢へ戻る

この「カウントと呼吸と視点」の流れをまず身体で覚えることが、アシュタンガヨガの練習の基礎です。

2&4のトリコナーサナというポーズの深さやカタチは、人それぞれ身体の状況が異なりますので、最初はあまりこだわりません。流れを覚えて、自然と動かせるようになってきたら、5呼吸するポーズでのアライメント等を整えていきます。

エイトヨガでは、個々のポーズの深さやカタチよりも、まず、決められた型であるビンヤサを重視してお伝えします。もちろん必要であれば、軽減法や微調整も入れて、心身に負担のない範囲内で行います。

どなたでも、どんなときでも、始めることができて、続けることができる、そんなアシュタンガヨガをお伝えしていきたいと思っています。

アシュタンガヨガのクラスは、マイソールクラス・レッドクラス・入門クラス・セルフプラクティスクラス等、さまざまな種類があります。どのクラスから始めようかな・・・と疑問に思われましたら、お気軽にお問い合わせください。 
問い合わせ先

それでは、ぜひどうぞ、始めてみてくださいアシュタンガ!そして、ぜひとも続けましょう!

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