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2016年2月14日日曜日

エイトヨガでお伝えするアシュタンガヨガについて

現在エイトヨガではアシュタンガヨガを中心にクラスを開催しています。


アシュタンガヨガはとてもシンプルで、どんなに身体が固くても、運動神経が鈍くても、誰でもその恩恵を受けることができるのが特徴です。



アシュタンガヨガには3つの重要な要素があります。

  1. ポーズ・・・という身体に働きかける要素
  2. 呼吸・・・という体内エネルギーや心に働きかける要素
  3. 視点・・・という集中力に働きかける要素
これらをバランスよく行うことで、心身の健康が自然と促されていきます。



この3つの要素は、時と場合により調整することが可能です。

  • ケガをしているときは、1のポーズの比重を軽くして、2の呼吸と3の視点をしっかりと行うことができます。
  • 呼吸が浅い時は、1のポーズで縮こまった身体をゆるめることで、2の呼吸が楽になることでしょう。
  • 悩み事などで気が散る時は、あえて意識的に3の視点にフォーカスすることで集中力が高まり、悩み事に対処しうる心身の強さが生まれるかもしれません。
このように、どなたでも、どんなときでも、始めることができて、続けることができる・・・それがアシュタンガヨガの素晴らしさだと思っています。





ところが残念なことに、本や雑誌、YouTubeやインスタなどに露出する「アシュタンガヨガ」のイメージは、アクロバティックなポーズや、ダイナミックな動きといった、身体能力の高さを誇示する物が多く、私たち一般人にとっては「一部のスゴイ人達がやるハードルの高いヨガ」という先入観が刷り込まれてしまっています。

エイトヨガでお伝えしているアシュタンガヨガは、これら3つの要素をバランスよく行いますので、難しいポーズができる身体能力は必要ではありません。むしろ、ポーズのカタチや深さよりも、まずは呼吸、そして視点に重きをおいています。深い呼吸なくして、身体は自由に動きませんし、心がさまよったままでは、どんなポーズもその効用が半減してしまいます。

ポーズよりも、まず呼吸、そして視点・・・ この本質の部分がブレない限り、アシュタンガヨガの練習は、決してケガや不調の原因とはならず、私達の人生をより豊かにする手助けとなると思います。



さて、そんなアシュタンガヨガの練習をするにあたって、まず覚えていただきたいのが「決められたビンヤサ」です。

アシュタンガヨガは、武術の型のように、すべての動きと呼吸が決められています。たとえばトリコナーサナAは 下記のように5ビンヤサあります。そしてそれぞれのビンヤサでは呼吸と視点が決められています。

  • 0 サマスティティヒの姿勢から
  • 1 吸って 右足を開いて両手を左右に=大の字の状態
  • 2 吐いて トリコナーサナ右側のポーズ x5呼吸
  • 3 吸って 起き上がって大の字の状態に戻る
  • 4 吐いて トリコナーサナ左側のポーズ x5呼吸
  • 5 吸って 起き上がって大の字の状態に戻る
  • 0 吐いて サマスティティヒの姿勢へ戻る

この「カウントと呼吸と視点」の流れをまず身体で覚えることが、アシュタンガヨガの練習の基礎です。

2&4のトリコナーサナというポーズの深さやカタチは、人それぞれ身体の状況が異なりますので、最初はあまりこだわりません。流れを覚えて、自然と動かせるようになってきたら、5呼吸するポーズでのアライメント等を整えていきます。

エイトヨガでは、個々のポーズの深さやカタチよりも、まず、決められた型であるビンヤサを重視してお伝えします。もちろん必要であれば、軽減法や微調整も入れて、心身に負担のない範囲内で行います。

どなたでも、どんなときでも、始めることができて、続けることができる、そんなアシュタンガヨガをお伝えしていきたいと思っています。

アシュタンガヨガのクラスは、マイソールクラス・レッドクラス・入門クラス・セルフプラクティスクラス等、さまざまな種類があります。どのクラスから始めようかな・・・と疑問に思われましたら、お気軽にお問い合わせください。 
問い合わせ先

それでは、ぜひどうぞ、始めてみてくださいアシュタンガ!そして、ぜひとも続けましょう!

2016年2月13日土曜日

静謐な落ち着きのある空間

寒さの中に確実に春の芽生えを感じるこの季節。


身体はまだしっかり目覚めてないけれど、その奥にある暖かさと力強さに支えられ、ただ呼吸に意識を向け淡々とすすめていく私達の練習に、どこか静謐な落ち着きがあるような気がするこの頃。




そんな季節の変わり目の2月、先日11日の祭日はミチコちゃん&まさゆきくんのマイソールクラスでした。


2人とも昨年から週末マイソールクラスでのアシスト、平日夜クラスでのサポートを継続しているだけあって、どっしりと落ち着いて場をホールドし、互いに阿吽の呼吸で協力し合う姿に、来てくださった生徒の皆さんも安心して練習していた様子です。





2人体制のマイソールクラスというのは、互いの個が際立ってしまうと、目には見えない軋轢が生じやすいものです。けれどミチコちゃん&まさゆきくんは、2人とも非常に禅的な姿勢がベースにあって、生徒さんへ働きかけるアプローチもミニマムでシンプル。立ち居振る舞いや言葉かけも静かで、常に謙虚に生徒さん達を拝聴し、必要なサポートを的確にしている姿が、とても印象的でした。





どこか静謐な落ち着きのある空間、そんな言葉がぴったりのマイソールクラス - そんな空間を生み出し、2時間半に渡って保持してくれたお2人のおかげか、練習をしている皆さんも、いまならではの“このとき”を、大切に、ていねいに過ごされていたような気がします。


そして同時に、練習をされる皆さんが、とても暖かくミチコちゃん&まさゆきくんを受け入れて、積極的によいエネルギーをシェアしてくれたからこその、素晴らしい空間でもありました。ありがとうございます。

そして、ミチコちゃん&まさゆきくん、お疲れさまでした。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

2016年1月23日土曜日

学びのとき・滋養のとき


例えばちょっとしたアクシデントで怪我をしてしまったり、ふとしたキッカケで体調や心のバランスを崩してしまったり、思いもよらぬ病気になってしまったりと、私達の日々の生活には意図せぬ出来事が満ち溢れています。

そんな不調の時であっても、仕事や家事や子育てなど、放棄することのできない任務を抱える私達にとっては、「無理をしない範囲で加減をしながら、妥協点を見出しながら、周囲の手助けを受けながら、するべきことの”本質”の部分をしっかり押さえておこう」とするのが常です。

大事な試験の直前に風邪をひいてしまったならば、前夜は無理して詰め込まずに休息をとり、ベストコンディションでできることを行うでしょうし、ヤンチャざかりの子育て真っ最中にぎっくり腰になったら、ご主人や友人のサポートを得ながら、負担のかからない方法で、家事や育児をやりくりするでしょう・・・ それとも、風邪だからと試験を放棄しますか? またはギックリ腰だからと家事や子育てを放棄しますか?

 恐らく答えはNOだと思いますが、ではヨガの練習についても、同じことが言えるでしょうか?




 アシュタンガヨガの練習を毎日続けていると、自身の体調や心の状態の変化にとても敏感になり、ちょっとした不調の予兆ですら違和感としてハッキリ感じ取られるようになってきます。そして、恐らく私達のほとんどが、この違和感をネガティブなものとして捉え、排斥しよう、否定しよう、または乗り越えようと無意識に努力を重ねる傾向にあるような気がします。

そんな私達アシュタンガ練習生が、ある日突然、ヨガの練習中ではなく普段の生活の中で、ケガをしたと仮定しましょう。転んで手をついた拍子に指の骨にヒビが入り、「手を床につけて重心を乗せる」という動作ができない状態を想像してみてください。

アシュタンガヨガはビンヤサという独特な動きによってポーズとポーズの間をつなぎますが、このビンヤサ-ジャンプバックとジャンプスルーという動的動きや、下向きの犬のポーズと上向きの犬のポーズという静的ポーズ-はいずれも両手を床に着き身体を支える姿勢によって構成されています。

つまり「手を床につけて重心を乗せる」ことができないと、「正しいやり方」として教わった方法でビンヤサが行えない、ということになってしまします。



けれど 「正しい」 って、いったい なんでしょう?



怪我をした手以外はピンピンと元気イッパイですから、アシュタンガの練習をやりたい!と思うのは当然ですよね。数日たって落ち着いて来れば、たぶん恐る恐る練習を再開することでしょう。

違和感や痛みはあるけれど、ちょっと無理すれば、ちょっと我慢すれば、ちょっと痛み止めを飲めば、「正しいやり方」っぽいカタチで、なんとなくできる・・・ そんな風に、限りなく「正しいやり方」に寄り添うように再開した練習は、確かに楽しいけれど、どこかに常に負担がかかり、正直ちょっとシンドク感じます。

無理を続けているせいか痛みはなかなか引かなかったり、むしろどんどん悪化していってる気がしたり、自分はなんのためにヨガをやってるんだろう?と悩んだり、ビンヤサは丸々飛ばしてポーズだけやろう!と工夫をしたり、果ては「アシュタンガは万全なコンディションじゃないと無理!」だからと練習自体を止めてしまったり・・・

「ヨガとケガ」をめぐる私達の反応には様々なパターンがありますよね。

それのどれもが、同じくらい等しく「正しい」し、同時に「無知の顕れ」でもあるし、しかし決して「間違って」はいないと思います。だけど、「それはヨガじゃない」とか、「そのやり方は間違っている」とか、そういう視点を持つことで、自身が辛くなってしまうのは、ちょっと残念。

せっかく出会えた「ヨガ」と共に、より良く生きていくには、色んな「思い込み」を一旦リセットすることも大事。病気やケガなど不遇な状況に身を置いている時こそ、回復へ向かっていけるよう、ヨガの力を借りて、もっともっと自由に、やさしく癒されて、解放されてしかるべきなんじゃないかな。

両手を床につくことができないのなら、つかなければいい、それだけのことだと思います。ビンヤサの動きはしなくても、決められた呼吸のカウントは抜かさないでしっかり意識的に行う・・・それだけで十分アシュタンガヨガの本質の部分は心身に響いているはず。


健康で元気なときには気にも留めなかったことが、ケガや病気で不調になると見えてくることがあります。それって、まさに、ありがたい学びのとき・滋養のとき、だからこそ。

怪我や病気をしてしまったから、アシュタンガヨガの練習が悲痛で辛いものになる・・・ のではなく、ケガや病気をしてしまったからこそ、アシュタンガヨガ の練習が、さらに素晴らしいものとなり、その恩恵をしっかりと受け止められる、そんな練習をしてほしいな、と思います。 




逗子ヨガでアシュタンガを長く練習している生徒さんのひとりは、先日事故で骨折をしてしまったのですが、身体に負担をかけない簡易ポーズで、しっかりと呼吸と集中を意識した、とても深いアシュタンガヨガの練習を続けています。知らない人がパッと見たら、「あの人なにやってるんだろう?」と思うようなポーズのカタチではあっても、その不自由そうな身体の中に宿る彼女の心は、とても静かに集中しています。

わたしは、それをアシュタンガヨガの本質だと、思っています。

奇しくも私自身、現在頸椎ヘルニアの症状が強いため、普段と同じ練習はしていません。けれど、毎朝マットの上で「正座~膝立ち~子供のポーズ」を繰り返すだけの太陽礼拝を、カウント通りに行っています。身体は動かせないけれど、呼吸はまるでフルプライマリーをしている時のようです。身体全体の筋力はほとんど使わず、バンダで体内のエネルギーを調整して、ドリスティで意識を一点にとどめる・・・それだけの単純なことですが、ストレスフルな日常を健やかに生きるための、欠かせない日課となっています。ちょっと凹みそうな頸椎ヘルニアの痛みを抱えた日々であっても、こんな風に支えとなる練習ができるなんて、アシュタンガヨガをやっていて良かったな、と思います。





ところで youtube などで目にするアシュタンガヨガの動画は、ポーズや動きの精巧さ・美しさ・力強さを表現したデモンストレーションが多く、そのイメージが蔓延しすぎて、「アシュタンガヨガは肉体的に優れた一部の人達のためにある」と思われ、普通の一般的な私達には「敷居が高い」とか、「難易度が高い」といった偏見が生まれているような気がします。

こちらの動画、Jeff LichtyのAn Introduction to Ashtanga Yoga Practice - Gentle Beginners Routine (アシュタンガヨガのプラクティス入門―ビギナーのためのやさしいルーティーン)は、外側のカタチに囚われない、アシュタンガヨガのアサナ練習の本質の部分を、普通の一般的な方々が敬遠せず納得できるよう、わかりやすくていねいに説明しています。

無理することで見失ってしまう大切なこと。現代社会に生きる私達が、なぜヨガをするのか?の根源的な意義など、ついつい忘れがちなことを沢山思い起こさせてくれました。とても素晴らしい動画ですので、ぜひどうぞご覧ください。

2016年1月17日日曜日

本質を見つめる瞳

アシュタンガヨガのマイソールクラスでの指導を始めて、7年が経ちます。

これまで大勢の方々がマットの上で練習をする姿を見守りながら、私の心に深く刻まれたのは、誰がどんなに素晴らしい動きやポーズをしているかではなく、それぞれが自身の旅路を歩むかのように、ときに落胆し、途方に暮れ、ガムシャラになり、諦めては、また果敢にも壁に立ち向かい、そして崩れ落ち、自信を失い、周囲に嫉妬し、自己嫌悪や焦りと戦っては、疲れ果て、何度も投げ出そうと思いながらも、またマットの上に、不安な子供の気持ちで立つ、その姿でした。

アシュタンガヨガのマイソールクラスでは、誰もが等しく「できない」ポーズや動きにチャレンジしていく側面があります。どのシリーズを練習していても、どれだけ練習を続けていても、最後は必ず「不可能なポーズや動きに取り組む」ことを余儀なくされ、そしてそこでは、とても居心地のわるい状態に留まる「こころの強さ」が必要となってきます。

「できないからやらない」ではなく、「できたかのように」誤魔化すのでもなく、「無理やりやろう」と暴力的になるのでもなく、できないことに「どのように向き合うか」が、このアシュタンガヨガの練習の肝なのではないでしょうか。

得意なことを、自信満々に、デモンストレーションするように行う動きやポーズは、それを行う本人にとっては「心地よい」ものですが、マイソールクラス指導者のほとんどは、そのようなパフォーマンスには興味がありません。むしろ、そこへ費やすエネルギーを、不得手で心が折れるような居心地の悪い場所でこそ有効に使えるよう導くことを、指導者は大切にしているはずです。

できなかったことができた!ということよりも、できないことへチャレンジしつづける姿そのもの、それこそが、マイソールクラスの指導者にとって、最も心動かされる核心の部分であり、アシュタンガヨガを伝える・指導する原動力なのだと思います。

私はアナタが、どんなにカッコよくハンドスタンドをするかには興味がありません
私が知りたいのは、アナタがカポータサナへの恐怖と立ち向かう勇気があるのかどうかです
私はアナタが、どんなにやわらかにカポターサナをするかには興味がありません
私が知りたいのは、アナタがハンドスタンドへの恐怖と立ち向かう勇気があるのかどうかです


なんてことを心の中でつぶやきながら、とある有名な詩を思い出しました。原文は英語なので簡単に日本語訳をつけました。


この詩を読むたびに、いつでも本質を見つめる瞳を忘れないでいたいな、と思います。

byゆみこ 




The Invitation
by Oriah Mountain Dreamer



It doesn’t interest me what you do for a living.
I want to know what you ache for
and if you dare to dream of meeting your heart’s longing.
あなたがどんな仕事をしているのかには興味がない
わたしが知りたいのは、あなたが心から望んでいるものは何か
そして夢を希求する勇気が、あなたにはあるのか、ということ

It doesn’t interest me how old you are.
I want to know if you will risk looking like a fool
for love
for your dream
for the adventure of being alive.
あなたの年齢には興味はない
わたしが知りたいのは、あなたが
愛のために、夢のために、冒険のために
愚か者となる覚悟があるかどうか、ということ

It doesn’t interest me what planets are squaring your moon...
I want to know if you have touched the centre of your own sorrow
if you have been opened by life’s betrayals
or have become shrivelled and closed
from fear of further pain.
あなたの星座や運勢には興味がない
わたしが知りたいのは、あなたが
自分の悲しみの核心に触れたことがあるのか
人生の裏切りによって剥き出しにされたことがあるのか
もしくは更なる苦痛への恐れに怯え
心を閉ざしてしまったことがあるのか、ということ

I want to know if you can sit with pain
mine or your own
without moving to hide it
or fade it
or fix it.
あなたが、自分の苦痛や、わたしの苦痛を
隠したり、誤魔化したり、取り繕ったすることなしに
共にあり対峙できるかどうかを、わたしは知りたい

I want to know if you can be with joy
mine or your own
if you can dance with wildness
and let the ecstasy fill you to the tips of your fingers and toes
without cautioning us
to be careful
to be realistic
to remember the limitations of being human.
あなたが、自分の喜びや、わたしの喜びと共にいられるか
慎重になるよう、現実的になるよう
そんな節度を促す警告することなしに
ワイルドになって踊り
指の先まで歓喜で満たせるかどうかを
わたしは知りたい

It doesn’t interest me if the story you are telling me
is true.
I want to know if you can
disappoint another
to be true to yourself.
If you can bear the accusation of betrayal
and not betray your own soul.
If you can be faithless
and therefore trustworthy.
あなたの話が真実かどうかには興味がない
わたしが知りたいのは、あなたがあなた自身であるために
他の誰かを失望させることができるのか
裏切り者と非難されても、自分の魂を裏切らずにいられるか
信頼のために不誠実になれるかどうか、ということ

I want to know if you can see Beauty
even when it is not pretty
every day.
And if you can source your own life
from its presence.
常に美しいわけではない物事の中に
あなたは美を見いだすことができるかどうか
そしてその存在を
あなたの人生の源泉とすることができるのかを
わたしは知りたい

I want to know if you can live with failure
yours and mine
and still stand at the edge of the lake
and shout to the silver of the full moon,
“Yes.”
あなたが、自分の失敗や、わたしの失敗と共に生きていけるかどうか
それでもなお、湖のほとりに立ち、銀色の満月に向かって
「YES」
と叫べるかどうかを、わたしは知りたい

It doesn’t interest me
to know where you live or how much money you have.
I want to know if you can get up
after the night of grief and despair
weary and bruised to the bone
and do what needs to be done
to feed the children.
あなたがどこに住み、いくら稼ぐのかには、興味がない
わたしが知りたいのは
悲しみと絶望で骨の髄まで傷つき
疲労困憊の夜を過ごした後に
それでも翌朝には起き上がり
家族を養うためにすべきことを行うことができるかどうか、ということ

It doesn’t interest me who you know
or how you came to be here.
I want to know if you will stand
in the centre of the fire
with me
and not shrink back.
あなたが誰を知っているか、どうやってここまで来たかには、興味がない
わたしが知りたいのは、わたしと一緒に火の中に入り
ひるむことなく立ち続けていられるかどうか、ということ

It doesn’t interest me where or what or with whom
you have studied.
I want to know what sustains you
from the inside
when all else falls away.
あなたがどこで、なにを、誰から学んだかには、興味がない
わたしが知りたいのは、全てが崩壊した後に
あなたを内側から支えるものは何なのか、ということ

I want to know if you can be alone
with yourself
and if you truly like the company you keep
in the empty moments.
あなたは自分ひとりだけでいることができるのか
共にいる相手としての自分自身を
あなたは心から楽しめるかどうかを
わたしは知りたい

2016年1月11日月曜日

新年ワークショップによせて by まさゆき

逗子海岸からの波風を受けとめるような
勇壮な松の木が立ち並ぶ中庭を
眺めながらのマイソールクラス。

朝日の差し込む教室には
実践者の呼吸音と見えないカウント
体から立ち昇る湯気が漂い
いつもとは違う新鮮な雰囲気を感じました。




ワークショップでは
心理学的/解剖学的アプローチを用いた
アサナの実践講義が行なわれ

いつのまにかヨガ的思考の枠組みの中に
捉えられていた自分自身の
狭義な観念が露見され
物事を見る視野の狭さを感じました。


また、ペアワーク形式の実践を通して
自分自身の思い込みの強さが
心と体の強さや柔らかさに対して
判断基準を偏らせていることに
気づかせてもらいました。





今回のワークショップでは
色々な物事に対する判断を積み重ねている
自分自身を見つめ直す行為として
アサナの練習を続けていくことの大切さを
教えて頂いたような気がしました。

また、アサナに取り組んでいる自分の姿を
冷静に見つめ直すことは
アライメントや柔軟性の状態をそのまま受け止め
頭と心と体のバランスを整えていくための
ひとつの方法ではないかとも思いました。


アサナの練習に取り組む最中に
自分自身をアジャストする感覚を
頭の中に思い描くことで
余分な力が抜け
楽な気持ちで
ポーズが取れるようになった気がします。





「思想しつつ  生活しつつ  祈りつつ」

 黒門カルチャーくらぶの額縁に
書かれていた言葉を眺めながら

自分自身の「ヨガ的な」物事の捉え方を見つめ直し
「普遍的な世界」へと視野を広げていくことを

ヨガの練習を通して
日常生活の中でできますように

と祈ってみた新年のはじまりでした。



by まさゆき

2016年1月7日木曜日

新年ワークショップの感想

先日開催した新年ワークショップへ、遠路はるばる東京からご参加くださったAさんから、ステキな感想文が届きました。



まだアシュタンガを始めて間もないAさんの初々しいピュアなビギナーズマインドは、ワークショップの会場で私達に新鮮なエネルギーを投げかけてくれました。そして、この感想文を読んで、まっさらな状態だからこそ見える本質の部分ってあるんだな、と感じました。

一部抜粋ですが、ここでご紹介させてください。

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逗子も黒門カルチャークラブも、そこにいるだけで浄化されるような、すごくいい所で、私にとってはプチリトリートのようでした。

ワークショップでは、体以上に頭もいっぱい使いました。最初のペアワークで、名前や住んでいる所などを言わないで自身の本質を伝える自己紹介が、特に難しかったです。名前も年齢も家族も学歴も職業も全部取っ払って、残ったありのままの自分を、どう表現したらいいのか?と思ったときに、「言葉にしないで、ただ時間や空間を共有するだけで、分かってくるものなのかな」とも感じました。

アーサナの解説では沢山のヒントや気づきがありました。
疑問だったスプタクルマーサナ、日本人と外国人の体型の違いで違うアーサナに見えたこと、大発見でした!
バッダコナーサナの後のジャンプバックは軽い!というお話を聞いて、私の脳にもそうインプットされたのか、不思議と軽く出来るようになった気がします。

また、傍から見ると私たちヨギーは体が柔らかい方なのに、みんな自分が固いと思っているのが面白かったです。野口体操で全身、脳も体もリラックスすることで、「固い」「柔らかい」の概念が変わるんだなぁと勉強になりました。あまり無理して伸ばそうとせずに、その時の体の楽な状態に任せようと思います。

また次回WSがありましたら是非お邪魔させてください。



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ヨガってなんだろう?アシュタンガってなんだろう?それ以前に、「ワタシ」という存在ってなに?この「ワタシ」という存在の「からだ」と「こころ」が「う ごき」を生み出し「アサナ」というプラクティスするというのは、結局どういうことなの?という本質的な部分に、ちょっとでも目をむけるキッカケとなったか もしれませんね。

ゆみこ

2016年1月3日日曜日

2016年 新年初クラス&ワークショップ

新年あけましておめでとうございます。

この世に生きとし生ける私達がみな共に等しく、場所も国籍も歴史も思想も超えて、より良き年を迎えらえれますよう、心よりお祈りいたします。






本日1/3は、黒門カルチャークラブさんにて新年明けての初クラス。マイソールクラスとワークショップの2本立てを開催しました。

今年の”練習初め”となったマイソールクラスでは、海岸そばの心地よい朝日を浴びて、そこにいる皆さんそれぞれが織りなす呼吸と集中と熱気の中、アシュタンガヨガというツールを介して、とても多くのものを私達はシェアし合っているのだな、と感じました。




料理研究家のHさんの差し入れスイーツを頬張って一息入れた後は、新年ワークショップ。当初の予定が1時間延長で4時間の長丁場となりましたが、参加された皆さんの熱心な探求心は衰えることなく、最後までかなりインテンスにクラスは続きました。

「苦手ポーズの解明」という趣旨で開催した本日のワークショップ、そのテーマは「Strength 強さ/スティラ」と「Flexibility やわらかさ/スッカム」の間でどのようにバランスをとっていくか・・・というもの。
それは肉体的なパワーや関節の柔軟性だけでなく、「心の強さ」「心のやわらかさ」を意識して整えていくワークとしての4時間でもありました。

アシュタンガヨガはアサナをとるプラクティスです。アサナを介して、私達は自分のココロとカラダに真っ向から向き合います。そのときに、私達が陥りやすい習慣や、思い込みの壁に囲まれてしまった価値観、そしてジャッジメントといったトラップ(仕掛けられた罠)から抜け出すことの大切さと、その危険性などを、具体的な苦手ポーズを題材に、ゲシュタルト心理学や野口体操といった、アシュタンガヨガの世界を超えたアプローチで体感していただきました。

自分自身に対するセルフイメージとリアリティのギャップ。無意識に行っているジャッジメント(=批判・判断)によって、自分で自分の「やわらかさ」を否定してしまう心理。アシュタンガヨガを練習している人のほとんどが、「自分のカラダは固い」と思い込んでいるのは何故か?そのような心の固さは、実際の肉体の自然な可動域を卑屈にゆがめ、心身をギクシャクとするだけなのだと、このワークショップを通して、少しでも感じ取っていただけたらな、と思います。

そして「居心地の悪い状態にとどまる勇気」という「心の強さ」が、アシュタンガヨガの練習において、最も必要とされる資質かもしれませんね、という捉え方。心の琴線に触れた方は、明日からの練習に少しづつ取り入れていただけますし、今は引き出しの中にしまっておいて、いつか必要な時がきたら、こそっと取り出してぜひぜひ活用してみてください。

明日から仕事始めの方も多いかと思います。年末年始のちょっとした休息期間を経て、またいつもの日常が始まります。本日の学びは、マットの上のアシュタンガヨガの練習にだけ活かすのではなく、私達の普段の日常生活の様々な場面でも、ちょっとしたヒントになれば幸いです。





ご参加いただいた皆様、お疲れ様です、ありがとうございました。

2015年12月30日水曜日

2015年・今年もありがとうございました

12/28からの年末特別クラスは、本日12/30の黒門カルチャークラブでのマイソールをもって終了いたしました。

師走のお忙しい中、時間を捻出していらしてくださった皆様ありがとうございました。







12/29&30の2日間は、凛とした空気が清々しい快晴の逗子海岸を眼前に、古き良き日本家屋の趣を残す黒門カルチャークラブさんにて、慌ただしい俗世から離れた異空間のような心地よさを感じながらの午後マイソールクラス。

前日の12/29は、ちょっとしたハプニングにより急遽まさゆきくんマイソールとなり、繊細に寄り添う彼のサポートに、普段とまた違う雰囲気と余韻を味わっていただけたのでは。

本日12/30は、普段なかなか通常クラスに通えない遠方からの生徒さん達も来てくださり、新たな年を迎える前の身体と心の煤落としとして、みなさんの呼吸と集中が交差する少人数制マイソール。

ここで、こうして、同じ空間で、私達それぞれが、互いに、静かに共鳴し合う、このひととき。その奇跡のような巡りあわせと、かけがえのない素晴らしさ。ここにいてくれて、ありがとう、そんな気持ちに満たされた素適な時間でした。






練習後は、まるでおばあちゃんのおうちにいるような居間で、マクロビスイーツ研究家のHさん手作りのお菓子をみんなでほおばり、身体に滋味がしみわたる至福の時を過ごしました。


また先週末の12/27にはアーセンプレイスさんにて忘年会ランチ。普段なかなかゆっくりとお話しできない方々同志が、じっくりと語り合うよい機会となり、来年はもっと頻繁にこういった集まりをしていきたいな、と思いました。





それでは改めまして、今年も1年間お世話になりました。みなさまと様々な形で、素晴らしい時を刻むことができたことに、心より感謝いたします。

来年もぜひどうぞよろしくお願いいたします。

Love & Light
Yumiko

2015年12月19日土曜日

年末年始スケジュール

もうすっかり世の中は年の瀬ムード。

過ぎ去っていく年と、これから始まっていく年との間。この慌ただしい中、ちょっとだけ厳かな気持ちを胸に、心と体の大掃除をしておきたいな、と感じるこの頃です。

さて年末年始のスケジュール、下記のとおりです。
いつもと異なる場所/時間の日もありますので、お間違えのないよう、よろしくご確認くださいね。

逗子海岸にある「黒門カルチャーくらぶ」さんでのクラスは、ほんとうに久しぶりです。ステキな古民家での新鮮な感覚、ぜひぜひ楽しんでください。 (by ゆみこ)






年末年始特別クラス

   12/28(月)@交流センター 1200-1430pm マイソール

   12/29(火)@黒門カルチャーくらぶ 1200-1430pm マイソール

   12/30(水)@黒門カルチャーくらぶ 1200-1430pm マイソール

   1/3(日)    @黒門カルチャーくらぶ 0800-1030am マイソール
   1/3(日)    @黒門カルチャーくらぶ 1100am-1400pm 新年ワークショップ


参加費
  マイソール:ドロップイン2000円/チケット1回分(マンスリーパスは使用不可)
  新年ワークショップ:3000円
 

新年ワークショップ
まずはシンプルに、ポーズのしくみを楽しく探求しましょう。苦手ポーズや退屈ポーズへ OUT OF BOXなアプローチをしていく内容です。アジャスト方法、軽減法やリサーチポーズ、呼吸法や発声法、ボディワーク、心のリセット法・・・普段の「アシュタンガヨガの練習」というBOXから飛び出して、色々な角度からポーズを楽しむ3時間です。
アシュタンガヨガの練習をされている方でしたら、ビギナーさんから経験者まで、どなたでもご参加いただけます。
こちらのクラスは事前予約必要です。➡ CONTACT


黒門カルチャーくらぶ
新潟市沢海の豪農・伊藤家が、かつて別荘として所有していた邸宅で、現在は「北方文化博物館」の逗子分室です。



http://hoppou-bunka.com/kuromon/06access.html
入館料1人100円がかかります
貸しマットがありませんので、マイマットをご持参ください

2015年12月1日火曜日

11月のタリック先生ワークショップ

11月に開催したタリック先生のワークショップ、いつものように、静かで自然体な空気が流れる中、心地よい気づきと学びに包まれ、無事に終了しました。

秋谷ヨガハウスに来ると、時間の流れが違う気がする、なんかまったりしてしまうんですよね・・とは、何度も足を運んでくださる参加者さんの声。

普段の慌ただしい生活の中、何かに追い立てられるようなプレッシャーが「あたりまえ」になっている私達にとって、このゆるやかな空間・空気感の中に身をおくことは、ある意味で極上のリトリートのようなものだなぁ、と感じました。

逗子ヨガでもお世話になっているボディワーカーの万行紗江ちゃんが、すてきな動画を作ってくれましたので、ここでシェアさせていただきますね。



Workshop 2015 Nov from ym msly on Vimeo.


なんか、また、すぐにでも戻りたくなるような、そんな気持ちでいっぱいです。

ゆみこ