ヨガポーズのカタチに囚われすぎて、”こうあるべき”カタチにならない自分のからだを「固い」と思い込み、力任せに頑張ってからだを動かそうとする意図は「わたし」という存在をガチガチに窮屈な状態にするだけです。
全身が水の流れのように、自然に重力を感じて、自由にアチコチへ、ゆるやかに動き出していく、その感覚を感じるだけでも、とても気持ちのよい解放感に満ちた癒しのときとなります。
もちろんそこには、単なるやわらかさだけでなく、それを支えるパワーが内に備わっていないと、安心して委ねることができず、緩む部分も緩みません。
ただ単にダラけているだけでなく、しっかりと安定した内なるパワーをアクティブにした上で、自由にゆるやかにやわらかくポーズを楽しんでいく、そんな遊び心で、いつもならちょっと”頑張る”アームバランスやハンドスタントなども、無理なく力まずに楽しんでいきました。
じぶんのからだが”できること・できないこと”を頭で判断せず、まずは身体を解放して自然に「うごく」コツをつかむ・・・それは、1回2回で習得するようなスキルではなくて、生まれたときから息を引き取るまで、生きているあいだじゅう、ずっと一緒にいる友のような感じ。それが、「からだ」を持って「いきる」ってことなんじゃないかな、と思います。
私個人的には、野口三千三さんの哲学にとても影響を受けており、自身のヨガ練習や普段の生活でその智慧を体現していくことが密かな愉しみだったするのですが、本日のテーマとなった「力の抜き方と内なるパワーの引き出し方」は、これからも少しずつハタヨガクラスで取り入れていく予定です。
Michael Taylorの動画をご紹介します。本日のハタヨガクラスで行った、力の抜き方やコアのパワーの引き出し方など、相通ずる部分が沢山ありますので、ご参考までにぜひどうぞ。
byゆみこ
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