新年あけましておめでとうございます。
この世に生きとし生ける私達がみな共に等しく、場所も国籍も歴史も思想も超えて、より良き年を迎えらえれますよう、心よりお祈りいたします。
本日1/3は、黒門カルチャークラブさんにて新年明けての初クラス。マイソールクラスとワークショップの2本立てを開催しました。
今年の”練習初め”となったマイソールクラスでは、海岸そばの心地よい朝日を浴びて、そこにいる皆さんそれぞれが織りなす呼吸と集中と熱気の中、アシュタンガヨガというツールを介して、とても多くのものを私達はシェアし合っているのだな、と感じました。
料理研究家のHさんの差し入れスイーツを頬張って一息入れた後は、新年ワークショップ。当初の予定が1時間延長で4時間の長丁場となりましたが、参加された皆さんの熱心な探求心は衰えることなく、最後までかなりインテンスにクラスは続きました。
「苦手ポーズの解明」という趣旨で開催した本日のワークショップ、そのテーマは「Strength 強さ/スティラ」と「Flexibility やわらかさ/スッカム」の間でどのようにバランスをとっていくか・・・というもの。
それは肉体的なパワーや関節の柔軟性だけでなく、「心の強さ」「心のやわらかさ」を意識して整えていくワークとしての4時間でもありました。
アシュタンガヨガはアサナをとるプラクティスです。アサナを介して、私達は自分のココロとカラダに真っ向から向き合います。そのときに、私達が陥りやすい習慣や、思い込みの壁に囲まれてしまった価値観、そしてジャッジメントといったトラップ(仕掛けられた罠)から抜け出すことの大切さと、その危険性などを、具体的な苦手ポーズを題材に、ゲシュタルト心理学や野口体操といった、アシュタンガヨガの世界を超えたアプローチで体感していただきました。
自分自身に対するセルフイメージとリアリティのギャップ。無意識に行っているジャッジメント(=批判・判断)によって、自分で自分の「やわらかさ」を否定してしまう心理。アシュタンガヨガを練習している人のほとんどが、「自分のカラダは固い」と思い込んでいるのは何故か?そのような心の固さは、実際の肉体の自然な可動域を卑屈にゆがめ、心身をギクシャクとするだけなのだと、このワークショップを通して、少しでも感じ取っていただけたらな、と思います。
そして「居心地の悪い状態にとどまる勇気」という「心の強さ」が、アシュタンガヨガの練習において、最も必要とされる資質かもしれませんね、という捉え方。心の琴線に触れた方は、明日からの練習に少しづつ取り入れていただけますし、今は引き出しの中にしまっておいて、いつか必要な時がきたら、こそっと取り出してぜひぜひ活用してみてください。
明日から仕事始めの方も多いかと思います。年末年始のちょっとした休息期間を経て、またいつもの日常が始まります。本日の学びは、マットの上のアシュタンガヨガの練習にだけ活かすのではなく、私達の普段の日常生活の様々な場面でも、ちょっとしたヒントになれば幸いです。
ご参加いただいた皆様、お疲れ様です、ありがとうございました。
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